| この御恩は一生忘れません(ついに霊と遭遇!) |
Last Update Aug.30, 2004
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地獄谷峠という林道を友人と二人で夜中車で走っていた時の事。
林道はぐんぐん山に入っていき、時間も遅いので、すれ違う車やバイクも無く、もちろん人など歩いて
いない。この道は昼間でも歩いている人はほとんど見た事が無い。隣の友人と話していると、ヘッドライトにうっすら人影のようなものが映った。こんな時間に
こんな場所に人が歩いているはずは無いので見間違えだろうと思い、もう一度良く見ると、確かに黒っぽい人影がこちらに歩いてくる。しかしその人影が歩いてき
た方角は延々と林道が続いているだけで、人が歩いて来るはずは無い。「今まで見たことは無かったが、俺もついに遭遇したか...実際に会ってしまうと別に恐怖心は無いものだな...」と思いながら近づいてい
く。私も隣の友人も無言...というか固まっていた。
と、近づいてみると、それは二十歳前後のあんちゃんだった。
私「どうしたん? どこ行くん? 」
あんちゃん「バイクでこけて...」
これで全て納得した。このあんちゃん、バイクでこけて、真っ暗な林道を夜中一人で2時間も歩いたらしい。仕方が無いので、というかどうせヒマなので、そのあんちゃんを拾
い、コケ現場へ。バイク(スクーターだった)は道から谷へ5メートル落ちたところにあった。3人でバイクを引き上げ府道まで一緒に行ってあげた。その
ときあんちゃんは「ありがとうございます。この御恩は一生忘れません」と言った。日本昔話で狐や狸にお礼を言われているようでおかしかったが、真っ暗な山
の中を2時間も一人で歩いたので、よほど不安だったのだろう。
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